3.大鳥神社

目黒・白金・五反田

目黒区最古の神社・大鳥神社

 今回は目黒区最古の神社である大鳥神社に参拝してきました。主祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)、熊襲征討・東国征討で武名を馳せた、言わずと知れた古代史の英雄ですね。相殿神(主祭神に対して合祀された神様のこと)として日本武尊のお妃様である乙橘姫命(おとたちばなひめのみこと)と日本神話の根源神とも言われる国之常立神(くにのとこたちのかみ)が祀られています。

 目黒駅からは徒歩9分ほど、桜の見事な目黒新橋

 そして大鳥陸橋を渡ってすぐのところにあります。

 橋、信号を渡って左手にすぐに鳥居が見えます。階段わたって奥にはすぐに本殿が見えますね。

 階段を渡って鳥居をくぐりますと、短い参道を歩いてすぐに狛犬、そして階段を渡って正面すぐに本殿です。本殿左手前にあります白い建物でお守りや御朱印を頒布しています。

 この狛犬、マスクしてますね笑 ユーモアでしょうか??それとも何か意味があったりするのかな。

 本殿です!特別大きい、という訳ではないですがとっても綺麗に整備されています。私が滞在中、平日昼間にも関わらず参拝客が途切れることがなかったですし、多くの人に愛されている神社だというのが伝わりますね~

 江戸消防第八區とは、昭和28年11月1日に、江戸消防記念会に入会した城南地区の旧郡部消防組五組(目黒・碑文谷・世田谷・成城・玉川)のことを指し、この長提灯は彼らが昭和43(1968)年に奉納したものだそうです。銅製で、神社のシンボルである鳥のマークが取り付けられているそうですよ。

 このアングルがお気に入りです。絵馬も写ってかわいい!

 本殿左手には境内社として目黒稲荷神社があります。倉稲魂命(うかのたまのみこと)、いわゆるお稲荷様をはじめとして、素戔嗚尊(すさのおのみこと)、火産巣火神(ほむすびのかみ)、水速女命(みずはのめのみこと)が祀られています。

 

 また、本殿右手には櫛家と書かれた石碑が建てられています。伊邪那岐命が黄泉国から逃げる際に、髪にさしていた「竹のくし」を抜いて松明にして生還されたり、大鳥神社の主祭神・日本武尊の妻・弟橘媛命が浦賀水道にて海神の怒りを鎮めるために海に身を投げ、その際に妃のくしが浜に流れ着き祀られていたりと、古来よりくし幸運の象徴として祀られてきました。このくし塚は、開運、無病息災や家内安全の他、眼病や成人病、ボケ、糖尿病などの治療にもご利益があるらしいですよ!(くし塚横ボード参照)

大鳥神社のオオアカガシ

 ここには、以前は大きなアカガシがあったそうです。昭和38年に東京都の天然記念物に指定され、指定時に樹高役16m、幹周り1.6mあったその樹は、基本種のアカガシに比べ非常に大きく、雄花穂の花軸はアカガシより太く長く、その実る果実も通常のアカガシより大きいことから、アカガシの変種と見なされる、新変種命名の基準となりました。そんな学術上大変貴重なオオアカガシも、生育環境の変化等により昭和50年初めころから樹勢の衰退がはじまり、様々に手は尽くしましたが、平成14年に枯死が認定され、平成24年に指定解除、現在では石碑を残すのみとなっています。

切支丹灯籠

 キリスト教徒への弾圧が激しくなった寛永・正保・慶安の頃から江戸中期にかけて作られたと考えられる、イエス像を仏像形式に偽装した切支丹灯籠です。竿石の下部に刻まれた像には足の表現がなく、大変珍しい型だそうですよ。

 もともとは千代ケ崎の大村邸内にあり、かつてこの地にあった肥前島原藩主松平主殿守の下屋敷にまつられ、密かに信仰されていたと伝えられています(説明板参照)。複雑な歴史の面影を感じさせてくれる灯籠ですね^^

ご由緒

 景行天皇の御代から、この地には国常立尊を祀った社があったと伝えられています。景行天皇と言えば、紀元前14年にお生まれになり、130年に崩御した第12代天皇ですから、古くから言い伝えの残る大変歴史ある神社だということがわかりますね!曰く、景行天皇の皇子である日本武尊が、熊襲征討後、東夷征討に向かう際にこの社に立ち寄り、東夷平定の祈願と、部下の眼病の平癒を願ったと言います。その後、東夷征討も眼病平癒も無事叶ったことから、この社を盲神(めくらがみ)と称え、手近に持っていた十握剣(とつかのつるぎ)を奉って神恩に感謝されたと言います。この剣が天武雲剣(あまたけぐものつるぎ)で、現在大鳥神社の社宝となっているそうです。

 この言い伝えにちなんで、こんなお守りも売られていました。白い記事に金の剣と紫の花がとてもスタイリッシュですね^^

 日本武尊は、東征の後に病死しましたが、日本書紀によると「尊の亡骸を伊勢の能褒野(のぼの)に葬したところ、その陵(みささぎ)より尊の霊(みたま)が大きな白鳥となられ倭国を指して飛ばれ、倭の琴弾原、河内の舊市邑に留り、その後天に上られた」とあり、このことから鳥明神と言われています。大鳥神社の社伝によると「尊の霊が当地に白鳥としてあらわれ給い、鳥明神として祀る」とあることから、大鳥神社の社紋は鳳の紋が用いられているそうです。社殿へ大同元(806)年に造営され、江戸図として最も古いとされる長禄の江戸図(室町時代)には鳥明神の記載で載っています。

酉の市

 酉の市は、鳥にちなむ神社の年中行事として、例年11月の、日本武尊の熊襲征討の出発日である酉の日に、関東地方を中心として行われるお祭りです。大鳥神社の酉の市の歴史は都内でも古く、江戸時代に始まります。酉の日の当日には、御神前に幣帛として「八つ頭」と「熊手」を奉献します。いずれも日本武尊に由来し、八つ頭は尊が東征の際に、八族の各頭目を平定された御功業を具象化したもので、熊手は尊が焼津で焼き討ちに遭われた際、薙ぎ倒した草を熊手をもってかき集め、その火を防ぎ、向火でもって賊を平らげ、九死に一生を得たことを偲んだものです。ここから、八つ頭は人の頭に立てるように出世出来るという、熊手は家内に宝を掻き込むという縁起とそれぞれ結びつき、縁起物として信仰を集めました。大鳥神社の社名である「おおとり」も、「大取」に通じることから、宝物を大きく取り込むという商売繫盛開運招福の神様として信仰を集めています。

 酉の市当日は、開運熊手守が授与されたり、熊手の舞が奉納されたりと、大変賑やかな様子だそうですよ。

御朱印

 御朱印は本殿横の授与所で書置きにて貰えます。初穂料は500円で、酉の市など季節や行事によって限定のデザインのものになったりします。

 今回は、境内の桜が丁度見ごろの頃ということで、可愛らしい桜のデザインになっていました!

大鳥神社・基本情報

大鳥神社

 祭神:日本武尊

 創建:大同元(806)年

 例祭:9月9日に近い日曜日

 住所:東京都目黒区下目黒3-1-2

 最寄り駅:目黒駅から徒歩10分、不動前駅から徒歩13分

HP:https://www.ootorijinja.or.jp/

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